【バセドウ病】メルカゾール錠2.5 ㎎販売開始【くすりのはなし】

誰でもわかる糖尿病・甲状腺

甲状腺疾患であるバセドウ病ですが、通常日本においては内服薬での治療がfirst choiceとなります。



バセドウ病の内服治療として、甲状腺機能亢進状態の場合、妊娠初期や授乳中などの特別な時期や副作用出現時などを除き、通常メルカゾール(一般名チアマゾール)を使用します。(妊娠中は時期によって、また授乳期も一定の容量まで使用することがあります。)

そのメルカゾール錠ですが、日本ではもともとメルカゾール錠5 mgしか販売されていませんでした。

しかし、2021年2月にメルカゾール錠2.5 mg が発売されました。

バセドウ病はコントロールがついてくると徐々に容量を漸減していくため、メルカゾール錠2.5 mgがあると非常に便利です。例えば、これまでメルカゾール錠5 mgを隔日に内服していて内服忘れが多かった方には、2.5 mg毎日内服に変更することで内服忘れが減ることがあります。

現在メルカゾール錠5 mg隔日内服や5 mg分割(病院によっては分割しているところもあるようです)内服されており、2.5 mgへ変更をご希望の際は、一度かかりつけ医師にご相談なさってみてはいかがでしょうか。



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